2009年09月07日


望星丸から見えた日食のダイヤモンドリング


平成21年7月22日(水)、日本では46年ぶりとなった皆既日食で、東海大学海洋調査研修船「望星丸」により洋上観察が行われました。観測ポイントはトカラ列島洋上(奄美大島から屋久島の間)で、東海大学の大学生・短大生の他、当校からも中高生と引率の教職員が乗船し、さらに全国の東海大学各校舎の地上観察拠点をオンラインで結んで、同時観測プロジェクトを展開しました。

当校の生徒たちは、人生においても一大イベントとなるこの日のために、早くからチームを編成し、準備や設営を行っていたようです。当同窓会からも、生徒達がデザインしたTシャツ40着をプレゼントし、統一カラーで身を包んだ生徒・教職員の皆さんの懸命な活動に、とても感銘を受けました。

しかし、当日はあいにくの曇天と小雨模様の天候となり、観測プロジェクト会場である松前会館に集まった生徒や一般の参加者の方も、肉眼で日食を捉えることができず、肩を落とす場面も見受けられました。きっと悔しい思いもされたことでしょう・・

このイベントが行われた「夏休み期間」というのは、部活動が盛んな時期でもあります。ある目標を定め、それを成就すべく、休みを返上して日々の厳しい練習に耐え、体鍛を養う・・成長する過程(プロセス)において、集中して活動ができる大切な時期です。その結願として、優秀賞や優勝旗を手にすることができる一方で、あと一歩というところで惜敗してしまうこともあります。むしろそちらのケースの方が多いでしょう。

私は、自分の中でしっかりと目標を定め、それに向かって自分で考え、「何を・いつ・どこまで・・」実行する鍛練が大事と思っております。決してだらだらと日常生活を過ごすようなルーチンワークに至らず、人生「日々プロジェクトであれ」というのが信条です。故に、たとえ日食を観測することができずとも、練習の果てに惜敗しても、生徒諸君の中に、輝かしい栄光が、いつかは訪れると信じて疑いません。

そういう意味で、校歌の第四番の歌詞がとても好きです。
『行くての波路荒れるとも、天に星座の消ゆるなし』

 

暗雲(困難)の中で、目標を見失しないそうになっても、太陽と星(希望)は常に共にあることを信じて勤しんで欲しいと思います。「望星丸」からは肉眼で日食が見れたそうです。あの不安定な天候の中、生徒達の思いと情熱が「何か」を動かし、船が機転(測定ポイントを移動)を利かしたことで成就しました。まさに、天に星座の消ゆるなし!

東海大学付属浦安高等学校
第5代同窓会会長
青山 真士